脱サラで、フランチャイズに加入して成功された方は数多くいらっしゃいます。
コロナ不況といわれる現在、企業の倒産やリストラなどのニュースを見ることも多くなってきました。
今回のコロナで、将来の自分に不安を感じ脱サラを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、「勤めてきたが給料が上がらない」「成果に対しての報酬が見合わない」など、能力を生かして脱サラを考えたいと思われていませんか?
この記事では、このような脱サラを考えている方に、フランチャイズに加入した場合の開業について解説していきます。
開業する方法から、成功事例・失敗事例まで解説していきますので、最後までご覧ください。
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脱サラしてフランチャイズで独立することはできる?
脱サラして、フランチャイズで独立することは可能です。
とはいえ、フランチャイズで独立するためには準備や知識が必要になってきます。
たとえば、独立に必要な準備とは以下の通りです。
- 加盟するフランチャイズの業種を決めておく
- 加盟や開業に必要な資金を準備しておく
このように、脱サラしてフランチャイズで独立する際には以上の準備をしておく必要があります。
フランチャイズで始めようとする業界は数多くあるため、まずはどの業種で事業を始めるかを考えなければいけません。
また、加盟には加盟金などの費用が必要です。
フランチャイズに加入できる業種はさまざまですが、どの業界が今ビジネスとして成長しているのかを見極める知識も必要です。
そもそも脱サラして、独立するには準備が必要ですし、簡単には成功しません。
独立を成功させるためにも、ある程度の知識や準備は必要となってきます。
脱サラ後にフランチャイズに加盟した際の成功例と失敗例
ここでは、実際に脱サラ後にフランチャイズに加盟した成功例と失敗例について解説していきます。
成功例と失敗例を参考にして、ご自身が脱サラ後、失敗しないようにこちらの例を確認して取り組みましょう。
脱サラでフランチャイズ加盟の成功例
脱サラでフランチャイズ加盟した際に、成功した事例は以下の通りです。
- サラリーマン時代に充分なお金の準備やと人脈を作りをしたことで、資金面や集客面で苦労しなかった
- 副業として開業して、軌道に乗ったところで本業に切り替えたことにより、収入面で苦労しなかった
- 資格をサラリーマン時代に取得したことにより、開業がスムーズだった
- 話題性や成長している業界にフランチャイズ加盟したことにより、すぐに結果が出た
- ロイヤリティの低いところを選んだことにより、月々の経費が負担にならなかった
- 店舗が必要としないところを選んだことにより、毎月の支払いや初期費用を抑えて開業できた
こちらの事例を確認すると、脱サラでフランチャイズ加盟する成功へのポイントは、事前準備・加盟する本部の内容が重要だとわかります。
フランチャイズに加盟したからといって、すぐに結果が出るものではありません。
成功するには、集客や費用・本部からのサポートなどが重要です。
また、サラリーマン時代に、食品衛生責任者などを取得することで、営業許可を取得しやすく開業もスムーズに進みやすくなります。
脱サラでフランチャイズ加盟の失敗例
続いて、脱サラでフランチャイズに加盟した際の失敗例を確認していきます。
紹介する失敗例は以下の通りです。
- 初期投資しすぎて、取り戻すまでに時間がかかった
- 資金計画やお金のやりくりができず、廃業になった
- 保険や税金に知識がなく、のちに多額の費用を支払う結果になった
- 本部に頼らず、全て自分で考えて運用した結果、集客や問題を解決できず廃業になった
このように、脱サラで失敗する事例として本部と連携をとらないことや、資金面を考えず契約したことで失敗する傾向にあります。
フランチャイズの強みは、今まで業界で成功してきた本部からノウハウや経営を相談できる点です。
サポート体制がない本部でなければ、頼ることはできませんが、そうでなければ活用するべきでしょう。
また、知名度やニーズだけでフランチャイズを選んだ場合、多額の加盟金やロイヤリティを必要することもあります。
そうなった場合、回収するまで期間が必要となり、実際に収入を得るまでに時間がかかってしまうでしょう。
そうならないためにも、契約時に初期費用やロイヤリティは確認しておくとよいです。
脱サラしてフランチャイズに加盟することに向いている人
脱サラでフランチャイズに加盟して独立できることを理解して頂いたところで、加盟に向いている人を解説していきます。
脱サラしてフランチャイズに加盟することに、向いている人の特徴は以下の通りです。
- 未経験で脱サラしたい人
- フランチャイズ本部の意向を汲める人
- フランチャイズビジネスの契約内容を理解して取り組める人
脱サラでフランチャイズに加盟することに向いている人に、業界未経験の方が該当します。
フランチャイズの加盟は本部よりノウハウを教えてくれるため、変に知識や経験がある方より本部に寄り添った営業ができる方が向いているのです。
また、フランチャイズの加盟とは個人と比べて、本部と契約を交わさなければいけません。
その際、契約満了後に同業種での開業を禁止させられるほか、競業避止義務などのルールを守る必要があります。
もし契約を守らなければ、違約金や今後開業できない状態に陥る場合も。
以上のことから、本部からのルールや契約内容を、しっかりと理解できている人がフランチャイズに加盟に向いている人です。
脱サラしてフランチャイズに加盟することに向いていない人
続いて、脱サラしてフランチャイズに加盟することに向いていない人は以下の通りです。
- 既に自身でノウハウを持っている方
- 本部に相談や自由に経営したい方
- フランチャイズビジネスが簡単だと思っている方
以上の項目に該当する方は、脱サラしてフランチャイズに加盟することには向いていない傾向にあります。
フランチャイズに加盟することは、本部から加盟店へ経営のノウハウや指導をもとに事業を成功させるビジネスです。
そんななか、既に独自のノウハウをやろうとする方や本部に相談しない方はフランチャイズの加盟に向いていません。
また、フランチャイズに加盟したといってすぐに結果がでるものや、簡単に成功できるものではないです。
知名度や本部に頼れば成功するなど、安易な考えのお持ちの方も脱サラでフランチャイズ加盟するには向いていないでしょう。
脱サラ直後におすすめフランチャイズの業種5選
ここでは、脱サラしてフランチャイズ加盟をお探しの方に、おすすめの業種を紹介していきます。
紹介する業種は以下の通りです。
- 買取業
- 飲食業
- 小売業
- サービス業
- IT業
なぜこちらの5つの業界がおすすめなのかを、項目に分けて詳しく解説していきます。
買取業
業界 | 買取業 |
初期費用 | 平均:約500万円 |
ロイヤリティ | 月額10万円~30万円 |
経験 | 未経験者でも可能 |
加盟に必要な資格 | 特になし |
買取業はフランチャイズビジネスの中でも特におすすめの業界です。
初期費用のトータルは平均で約500万円。店舗取得費用・加盟金・備品などの費用がかかってしまいます。
買取業はコロナ不況でも成長しつづける業種であり、景気に左右されない業界です。
また、ロイヤリティも月額固定のところが多く、費用も10万円〜30万円と良心的な部分もあります。
このように、景気に関係なく売上を上げれる点、費用も抑えて経営できる点をふまえると。
これから脱サラで起業したい方には、おすすめのフランチャイズビジネスです。
企業によってはサポート体制もしっかりおこなっているため、査定知識ができなくても問題ないところもあります。
ちなみに、せきえもんが運営する買取マクサスでもフランチャイズ加盟店を募集中です。
買取マクサスでは、無店舗型で経営できるため、紹介した費用に比べさらに抑えて開業できます。
また、ロイヤリティも10万円と毎月の経費に悩む心配もありません。
サポート体制も充実しているため、未経験の方も大歓迎です。
脱サラで買取業で開業したい方、費用を抑えて企業したい方は、一度問い合わせをしてみてください。
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飲食業
業界 | 飲食業 |
初期費用 | 平均:約1000万円 |
ロイヤリティ | 売上の3%~10% |
経験 | 未経験者でも可能 |
加盟に必要な資格 | 特になし |
飲食業は、脱サラ後に独立開業する業界の中でも人気な業種です。
個人で開業するのもいいですが、競合が多く開業を目的とするならフランチャイズに加盟することをおすすめします。
競合が多い分、成功している本部の知名度やノウハウを利用することで、成功しやすくなるためです。
初期費用は約1000万円ぐらいでしょう。
お客様に食事をして頂くために、ある程度の広さがある店舗や食器なども必要になってくるためある程度の初期費用はかかってきます。
また、調理師免許などの資格が必要だと思われがちですが、加盟するには必要ありません。
加盟後に研修もあるため、料理知識や加工知識などは、研修期間で身につけることができます。
業界未経験でも加盟できる点や人気な業界で開業する点を考えると飲食業のフランチャイズの加盟はおすすめです。
小売業
業界 | 小売業 |
初期費用 | 平均:約300万円 |
ロイヤリティ | 粗利の30%~60% |
経験 | 未経験者でも可能 |
加盟に必要な資格 | 特になし |
小売業のフランチャイズで代表的なのはコンビニです。
小売業はコンビニチェーン店が牛耳っているため、個人で開業するよりフランチャイズ加盟がおすすめです。
また、コンビニのフランチャイズは初期費用も300万円と割安な点もおすすめできます。
とはいえ、小売業は利益率が低く儲かりにくい業界とも言われています。
ロイヤリティも粗利から30%〜60%です。
ですが、はじめやすいフランチャイズをお探しの方には、小売業を検討してみるのもよいでしょう。
サービス業
業界 | サービス業 |
初期費用 | 300万円〜5000万円 |
ロイヤリティ | 売上の10%~30% |
経験 | 未経験者でも可能 |
加盟に必要な資格 | 美容室の場合美容師免許が必要 |
サービス業の業種は幅広く、美容室や学習塾・ジム・介護などが該当します。
サービス業は設備によって初期投資が異なり、学習塾などは設備をあまり必要としないため費用を抑えて開業も可能です。
逆に美容室など設備面を強化するなら、初期費用で1000万円を超えることも。
ここ最近ではフィットネスジムをフランチャイズで加盟する方も多く、知名度を頼りに加盟する方も増えています。
特にサービス業であれば、広告や知名度でお店を選ぶ消費者も多いです。
そのため脱サラで独立開業を目指す方なら、既に知名度や広告に力を入れているフランチャイズを選択することをおすすめします。
IT業
業界 | IT業 |
初期費用 | 平均:50万円ぐらい |
ロイヤリティ | 売上の10%~20% |
経験 | 未経験者でも可能 |
加盟に必要な資格 | 特になし |
インターネットが普及した現在、IT業で開業したい方は年々増加傾向で若年層の方なら夢見る方も多いのではないでしょうか。
IT業もフランチャイズできる業種はあり、以下の業種であれば加盟して脱サラ開業できます。
- ネットショッピング
- プログラミング教室
- 輸入販売代理店
- ライブチャット など
このように、フランチャイズビジネスはIT業界にも進出しています。
紹介した業種については、店舗を構える必要がなく初期費用を抑えて開業できるのが良い点です。
また、ネットショッピングやライブチャットなどはもはや大手が業界を抑えている部分があります。
今から個人で紹介した業種を始めるのは、広告費や資金面的に厳しいのが現状なのです。
もしもこれからIT業界で脱サラ開業を目指しているなら、知名度のあるフランチャイズ本部を選び開業することをおすすめします。
フランチャイズに加盟するメリット
ここでは、脱サラしてフランチャイズに加盟するメリットについて解説していきます。
紹介するメリットは以下の通りです。
- 本部のブランド力を活かせる
- 本部から支援を受けることができる
- 未経験でも開業できる
- 銀行からの融資を受けやすい
- 開業するためのコストが低い
- 集客しやすい
脱サラでフランチャイズに加盟するメリットは、以上6項目です。それぞれ詳しく解説していきます。
本部のブランド力を活かせる
脱サラでフランチャイズに加盟するメリットに本部のブランド力を活かせる点です。
一方、個人で開業した場合は知名度などは1から作る必要があります。
既に知名度やブランド力があることは、お客様から信頼感もあり集客効果も出しやすいです。
そういった点から、脱サラしてフランチャイズに加盟することは売上が見込めやすく、個人に比べても成功しやすいといえます。
本部から支援を受けることができる
フランチャイズに加盟すると、本部からサポートを受けられる点もメリットです。
サポートとは、開業前の研修から開業後の経営指導やアドバイス・情報提供などを受けられるところもあります。
このように、脱サラで未経験だったとしても安心して開業できる点は個人ではそう上手くはいかないでしょう。
また、広告や商品開発なども本部が行ってくれるため、加盟店側は経営に専念できやすい点もメリットです。
経営とは、さまざまな問題や悩みをかかえてしまうこともあるでしょう。
これらの問題を、一人でかかえることなく本部と一緒に改善できる点も経営初心者の方には嬉しいシステムだといえます。
未経験でも開業できる
一般的な開業は、修行や下積み期間を得て独立する方法でしたが、フランチャイズの場合は未経験だったとしても開業できるところもあります。
理由は、本部側から経営のノウハウ提供や研修・サポートが充実しているため未経験だったとしても問題ないところもあるためです。
また、業務や対応面についてもマニュアル化されているため、いざ開業がスタートして忘れたことがあっても見返すことができます。
このように、脱サラで未経験でも安心して開業できる点はフランチャイズの加盟はメリットです。
銀行からの融資を受けやすい
開業には初期費用や固定費以外にもさまざまな投資が必要になることもあります。
たとえば修繕費や広告費・最新の設備を揃える際などは投資が必要になることもあります。
そうなった場合、自己資金ではやりくりできず銀行から融資をしてもらう場合も。
とはいえ、銀行も簡単には融資に応じません。実績や信用に応じて銀行も融資してくれます。
これを、個人で始めた場合どうでしょう?
実績がない分、銀行も融資に応じてくれないリスクは高くなるでしょう。
一方フランチャイズに加盟していた場合は、本部側が実績や信用を築いてくれているため融資に応じてくれる確率は高くなります。
このことから、脱サラでフランチャイズに加盟することは銀行から融資を受けやすく、金銭面で悩む心配も低くなるでしょう。
開業するためのコストが低い
店舗を開業するには、建物や設備などを準備する必要があります。
その金額は1000万円以上かかる場合も。
一方フランチャイズに加盟すれば、土地代や建物は本部が負担してくれる点や設備についても格安で仕入れることもできます。
このようなことから、脱サラでフランチャイズに加盟することはコストを抑えて開業できるところもあるのです。
「個人で開業した方が安い!」と思われがちですが、実はフランチャイズで加盟した方が安い業界もあります。
集客しやすい
開業で成功させるためには、集客を得る必要があります。
そうなると個人で開業した場合、どれだけの集客を得ることができるでしょうか?
信用性・広告の出し方など、今まで経営を経験してきたフランチャイズ本部に比べて秀でることは難しいでしょう。
とくに、個人の場合だと開業初日から集客が全くないなどの問題がでてくることもあります。
集客ゼロを回避させるためにも、フランチャイズに加盟したほうが安心して集客しやすいといえるでしょう。
フランチャイズに加盟するデメリット
もちろんフランチャイズに加盟することは、メリットだけではありません。
実際にはデメリットも存在します。
フランチャイズに加盟する際の、デメリットは以下の通りです。
- 経営が本部の意向に左右される
- ブランドイメージが傷つくリスクがある
- ロイヤリティの支払いがある
- 本部の規則に従う必要がある
- 離職後に同業で開業できない
ここでは、以上5つのフランチャイズに加盟する際のデメリットについて解説していきます。
経営が本部の意向に左右される
フランチャイズに加盟して起業するには、本部の意向に従って経営するとこもあります。
本部は、自社のブランドイメージを保持するために、安定したサービスを消費者に提供してもらう必要があるためです。
企業の中にはブランドイメージを崩されたくない、他の加盟店に影響を与えてしまわないためにも、オーナーに権限を全て委ねないところも。
そのようなことから、自由に経営したい方にはフランチャイズの加盟は向いていないといえます。
また企業の中には、営業時間や店休日も本部のルールに従うケースもあるため、自由に休みがとれない場合もあるでしょう。
個人の場合だと、以上のことは自由にできるためフランチャイズ加盟のデメリットです。
ブランドイメージが傷つくリスクがある
フランチャイズに加盟するということは、本部のブランドや知名度を借りて開業するビジネスです。
そのため、もしも店舗内で問題があった場合ブランドイメージを傷つけてしまい、最悪本部から訴訟になる可能性もでてきます。
ここ最近でいえば、SNSに会社機密を投稿することやいたずらを載せるなどで、本部に損害を与えてしまった事案もありました。
そういった場合は、加盟店だけではなく本部も責任を負わなければいけません。
このように、看板を借りるということはその分リスクもあるということです。
個人であれば、自己責任で終わりますが、フランチャイズになれば規模も大きくなるためリスクが高くなります。
ロイヤリティの支払いがある
フランチャイズに加盟して経営を続けるには、ロイヤリティを本部へ支払う必要があります。
商標の使用やサポートを受ける見返りに本部に支払うのが、ロイヤリティです。
個人の開業であれば、商用の使用やサポートを受ける必要がないためロイヤリティは発生しません。
よって、個人での開業に比べ毎月ロイヤリティを支払う必要がある点は、経費を削減して経営したい方にはデメリットです。
本部の規則に従う必要がある
フランチャイズでの経営は本部の規則に従う必要があります。
加盟店は本部からノウハウを提供してもらう代わりに、マニュアルやルールを守らなければいけません。
ルールの中には仕入先まで決められるところもあります。
「今より安く仕入れができるところを見つけた」といえど、ルール上変更できません。
このように、本部の規則に従わなければいけない点は、脱サラでフランチャイズビジネスをするうえでデメリットです。
離職後に同業で開業できない
フランチャイズの契約を解除した場合、同業での起業ができないところもあります。
理由は、フランチャイズの加盟する際の誓約で「競業避止義務」という義務を課せられているためです。
競業避止義務とは、企業と競合に値する企業や組織に属したり、自ら会社を設立したりといった行為を禁ずる義務のことをいいます。
よって、競業避止義務があることで、契約終了後に同業での開業はできないのです。
個人での開業だと、このような誓約はないので、離職後に同業で開業できないなどはありません。
よって、競業避止義務があるフランチャイズの加盟はデメリットな部分だといえます。
脱サラしてフランチャイズに加盟する流れ
ここでは、脱サラしてフランチャイズに加盟する際の流れを紹介していきます。
脱サラ後どのような準備をしたらいいのか、ここで確認していきましょう。
おおまかな流れは以下の通りです。
- 脱サラ時に必要な準備や知識
- 契約までの手順
こちらの内容を詳しく解説していきます。
脱サラ時に必要な5つの準備や知識
まずは脱サラをする前に以下の知識や準備を理解していきましょう。
脱サラ後に必要な知識や準備は以下の通りです。
- 健康保険について
- 年金について
- 失業保険について
- 開業・運転資金について
- 家族との相談
こちらの5つを、フランチャイズに加盟する前に準備しておく必要があります。
脱サラ後に失敗や後悔しないように、以上の項目を1つずつ確認しておきましょう。
健康保険について
脱サラ後は、健康保険が社会保険から国民健康保険に変わります。
脱サラとは今まで勤めていた会社を退職するため、社会保険に加入することができません。
個人で健康保険を取得したい場合、市町村役場にて国民健康保険の手続きをおこなう必要があります。
手続きは退職日の翌日から14日以内です。
申請が14日以上になった場合、退職日から申請までの間にかかった医療費は全額自己負担となるため早めに申請しておきましょう。
年金について
年金についても、脱サラ後は健康保険同様に厚生年金から国民年金に変わります。
国民年金についても、住んでいる市区町村の役所・役場の国民年金担当窓口にて14日以内に手続きが必要です。
国民年金を納めない場合、日本年金機構から督促の連絡がきます。
もしも、督促を無視した場合、自宅や預貯金などの一部が差し押さえとなることもあるため必ず手続きをするようにしておきましょう。
失業保険について
続いて脱サラ前知っておきたいことは、フランチャイズ加盟予定だった場合でも失業保険は受けとれることです。
失業保険は会社で12ヶ月以上雇用保険に加入していれば、加盟予定であっても受け取れる資格はあります。
ただし、失業保険を受給できるのは、求職活動中に創業の準備・検討をしている場合のみです。
「既に開業してしまった」「求職活動を全くしない」などは失業保険の受給対象にならないため求職活動は必ずしておきましょう。
開業までの間少しでも収入を得たいと考えているなら、失業保険の申請は脱サラ前に知っておくべき知識です。
開業・運転資金について
脱サラでフランチャイズ加盟したからといって、すぐに成果がでるものではありません。
そのため、ある程度の生活費や運転資金は貯めておく必要があります。
目安としては、半年分は貯めておいたほうがよいでしょう。
また、お金がないと精神的な不安にも繋がります。
経営が最初から上手くいってれば良いですが、なかなか上手くいっていない状態であれば、精神的ダメージはさらに悪化します。
少しでも余裕のもった経営ができるためにも、脱サラ前に当面の運転資金や生活費は貯めておきましょう。
家族との相談
脱サラで独立を考えているなら、家族からの協力や相談はしておくべきです。
開業にはさまざま問題や悩みをかかえることも出てくるでしょう。お金の問題だけではなく人間関係など悩みはさまざまです。
そんな中、親身になって相談できる存在は、最終的には家族になってきます。
そうなってしまった場合、家族から理解を得ているなら、さらに親身になって相談も受けてくれるはずです。
また、最悪の事態にならないためにも、事前に家族との協議は大切になってきます。
家族の協力があるのないとでは、何かあった際への対応も異なってくるため、必ずしておきましょう。
契約までの手順
脱サラからフランチャイズに加盟するまでの準備が整ったら、次は契約です。
ここでは、フランチャイズの契約までの流れについて解説していきます。
フランチャイズの契約までの流れは以下の通りです。
①業種選び・加盟先候補の決定
②本部訪問や説明会への参加
③法定開示書面の確認と加盟先の決定
④物件選択・立地調査と事業計画書の作成
⑤フランチャイズ契約締結
まずは、フランチャイズに加盟したい業種や企業を決めて、説明会や本部に訪問して企業内容や方針について確認しておきましょう。
説明に問題なければ、本部から法定開示書面を提示されるため、内容に問題なければ加盟先を決定させます。
加盟を決定したら、本部と加盟者で物件や立地を決めて事業計画書の作成に入ります。
事業計画書を元に出店先を決め、契約書類の内容に問題なければ本部と契約です。
脱サラ前に注意することとは?
脱サラしてフランチャイズに加盟して開業することは、本当に成功するのか不安に思う方もいます。
そのため「脱サラ前に何か準備や注意することはないのか?」と気になる方も。
実際に、脱サラ前に注意・準備しておいた方がよいのは以下の通りです。
- 脱サラ前に業種や加盟先を決めておく
- 開業資金を貯めておく
これまで、フランチャイズの流れを説明してきましたが、加盟先を決めたからといって即開業できるものではありません。
契約までの期間や開業までの研修や設備の準備など、ある程度の日数は必要になってきます。
脱サラ後に業種や加盟先を決定していては、期間はさらに伸びていくでしょう。
「なるべく早く起業を成功させたい!」と思うなら、脱サラ前には業種・加盟先ぐらいは決定しておくべきです。
また、開業には初期費用やお店が軌道に乗るまでの生活費などが必要になってきます。
そのため、ある程度の資金は脱サラ前に貯めておくと、開業後に金銭面で悩むこともないでしょう。
40代での脱サラもできる?
「脱サラしてこの年で開業に失敗したらあとがない」などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
はっきり申し上げると、40代でも脱サラでフランチャイズに加盟して成功させた方もいるため安心してください。
とはいえ、40代の脱サラにはデメリットもあります。
ここでは、40代で脱サラするメリット・デメリットについて紹介していきます。
40代で脱サラするメリット
40代で脱サラするメリットは以下の通りです。
- 仕事のやりがいを感じやすい
- 家族やプライベートの時間を増やせる
- 今までの経験を武器にできる
40代で脱サラするメリットは、今まで以上に仕事について決定権を持てるところです。
会社勤めだった場合、ある程度の権限を得ることも可能ですが、最終的な判断は社長などの役員です。
さらに仕事のやりがいを求めたいと感じているなら、40代の脱サラはメリットです。
また、40代といえば、20代や30代に比べて社会経験や今まで培ってきた知識は豊富にあります。
その知識や社会経験を活かせるのも、40代だからこそできる脱サラのメリットでしょう。
さらに、時間に縛られることなく仕事ができる点も家族との時間を作りやすい点も、40代の脱サラの良さです。
40代で脱サラするデメリット
続いて、40代で脱サラするデメリットは以下の通りです。
- 社会保険に加入できない
- 管理の手間や税に対しての知識がいる
- 金銭面や社会的な信用が不安になる
まずは、脱サラすることで、社会保険には加入できません。
会社勤めの場合会社側が半分保険を負担してくれていましたが、個人になると全て自己負担です。
さらに、年末調整についても自分で手続きが必要になってくるため、領収書の管理や税に対する知識も必要になってきます。
また、脱サラして起業することは、会社勤めのように安定的な収入を得ることはできません。
収入はあくまでも、自分で成果を出していく必要があります。
そういった点から、40代で脱サラすることは、以上紹介したリスクを負う覚悟が必要です。
脱サラ後のフランチャイズも選択肢に入れてみよう
この記事では、脱サラ後のフランチャイズ加盟について解説していきました。
脱サラを夢見ている人や考えている人は少なくありません。
実際「いつかは社長になりたい!」と思う方も多くいらっしゃいます。
とはいえ、脱サラをしたからといって、全員が成功するものではありません。
知名度や信用・実績・商品などあらゆることを、消費者から良いと思われなければ成功させるのは難しいでしょう。
そのような知名度や信用を最初から獲得できるのは、フランチャイズに加入することです。
もちろん、フランチャイズに加盟することは、本部の規則に従う点や毎月ロイヤリティを支払うなどのデメリットもあります。
しかし、最終的に脱サラしてよかったと思えるようにしたいなら、フランチャイズの加盟は近道だといえるでしょう。