略歴書に記載する内容を、見本と一緒に詳しく解説します。
略歴書とは、直近5年間分の職歴や学歴が書かれている簡単な履歴書です。
略歴書は、申請者に加えて役員や管理者の全員分を提出する必要があります。また、記載内容は難しい書類ではないですが、書き方を知らずに間違えると受理されません。
しかし、実際に略歴書の書き方を知っているのは、申請をしたことある方か専門家くらいでしょう。
本記事では、略歴書の書き方について詳しく解説しています。略歴書の書き方がわからない方は参考にされてください。
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略歴書には何を書けばいい?
略歴書に記載する内容は以下のとおりです。
- 氏名・住所・生年月日・本籍
- 過去5年間の経歴の年月日(期間)
- 過去5年間の経歴の内容
- 備考(罰則を受けたことがあるか)
略歴書の記載内容に難しいものはないため、直近5年間分の経歴を正直に記載しましょう。
それでは、以下で詳しく説明していきます。
氏名・住所・生年月日・本籍
略歴書で1番需要な項目である、以下の項目を記載しましょう。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 本籍
上記の項目は、すべて住民票に記載されている内容と同じである必要があります。
そのため、必ず住民票を確認しながら記載をしましょう。。
古物商許可の申請には、住民票も必要であるため先に準備しておくことがおすすめです。
氏名には、ふりがなも必要であるため忘れないように気を付けましょう。
過去5年間の経歴の年月日(期間)
過去5年間の経歴の年月日(期間)を記載しましょう。
過去5年間の経歴は必ず記載しますが、5年以上同じ会社に勤めていた場合は、勤め始めの年から記載をします。
2022年の4月に申請を行いたい場合は、2017年4月までは必ずさかのぼって記載が必要です。
また、略歴書の場合は空欄が認められません。そのため、学歴や職歴がない場合は、転職活動や専業主婦の期間などを記載しましょう。
過去5年間の経歴の内容
経歴の期間を記載したら、内容の記載です。
学歴であれば「学校名」や「学部」、職歴であれば「社名」や「役職」などを記載すれば問題ありません。
職務経歴書のように、詳しく記載する必要はありません。
また、直近5年間がフリーターであっても問題はないため、事実を記載しましょう。
職歴がなくても、古物商許可の取得には問題ありません。
備考(罰則を受けたことがあるか)
過去に「禁固刑」や「懲役」などの犯罪履歴がある場合は、必ず記載しましょう。
犯罪履歴がない場合は、「なし」と記載します。
古物商許可の申請は、管轄の公安委員会でおこないます。そのため、虚偽の報告をしてもすぐにバレて許可が下りません。
虚偽の報告がバレると、罰則を与えられる可能性があるため、充分に気をつけましょう。
略歴書の見本は?決まった様式はある?
略歴書に決まった様式はありません。そのため地域ごとに記載内容が少し変わっています。
自分で用意することもできますが、管轄の警察署や警察署ホームページから取得が可能です。
必ず略歴書の記載内容を確認して、わからない場合は管轄の警察署に聞きましょう。
略歴書を印刷する場合は、申請本人に加え、管理者と役員分も忘れてはいけません。
略歴書の記載例・テンプレート
画像は、東京都公安委員会の様式です。地域によって様式が違うため、必ず確認しましょう。
略歴書には、空白期間を作ってはいけません。そのため、直近5年間以内に無職の期間があった場合は、学歴や転職活動などを記載しましょう。
記載する内容に困ったときは、行政書士か警察署に相談するのがおすすめです。
略歴書に記載する「氏名」や「住所」などは、住民票に記載されているものと一致している必要があります。そのため、住民票は「本籍記載のもの」を準備しましょう。
古物商許可の申請に必要な書類は、すべて3ヶ月以内に用意したものでなければいけません。そのため、申請する日が決まってから準備するようにしましょう。
また、シヤチハタによる押印は認められないため、きちんと印鑑を用意する必要があります。
略歴書は誰のものを作成する(個人・法人)
略歴書が必要になる方は、個人と法人で若干違います。
個人 | 法人 |
---|---|
・申請者本人 ・営業所の管理者 | ・法人の役員全員分 ・営業所の管理者 |
営業所の管理者が、申請書本人や会社の役員の場合は、略歴書は1枚で問題ありません。
営業所の管理者や役員が増えた場合は、都度変更届を提出しましょう。
変更があった際に、提出を忘れていると罰則を与えられる可能性があります。
略歴書と履歴書の違いは?
略歴書と履歴書の大きな違いは、記載内容の濃さです。
たとえば、履歴書では必ず学歴から記載する必要があります。しかし、略歴書は学歴の記載は必要ありません。記載したとしても最終学歴程度です。
また、職歴に関しても、職務経歴書ほど詳しく記載する必要はありません。「勤めていた社名」や「簡単な職務内容」を記載するだけです。
略歴書の記載内容は、地域によって異なるため、必ず警察署に確認しましょう。
【見本】履歴書のテンプレートをWord・PDFで保存する方法
履歴書を作成するときは、テンプレートをダウンロードして、ExcelやWordで必要事項を入力するのがおすすめです。
履歴書のダウンロードは、こちらからできます。
履歴書のPDFとして保存する方法は以下のとおりです。
- ファイル
- 名前をつけて保存
- PDFとしてダウンロード
履歴書をWordやPDFに保存しておくことで、いつでも編集が可能ですし、必要なときに送ったり印刷したりできます。