ブランド鑑定士は、ある程度の平均年収が決まっています。
今回の記事では、ブランド鑑定士はどれくらいの年収があるのか、また初任給はどれくらいなのか、について解説します。
ブランド鑑定士になって年収を上げる方法も紹介しているので、ブランド鑑定士になりたい人は是非読んでみてください。
この記事を最後まで読んで頂くことで、ブランド鑑定士の年収について徹底理解できるでしょう。
どんなことに注意すると年収の高いブランド鑑定士になれるのか、解説いたします。
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ブランド鑑定士の平均年収
ブランド鑑定士の平均年収は300万円~500万円くらいです。
ブランド鑑定士としてキャリアが浅いうちは、200万円台後半から300万円台です。
鑑定士としてのキャリアを積み上げていくと、500万円を超える鑑定士もどんどん増えていきます。
キャリアを積み上げていくと、管理職やマネージャーなどの役職を任されますが、役職が付くお陰で年収も上がるのが一般的です。
ブランド鑑定士になって、将来的に稼ぎたいのであれば、まずは実際に就職して技術を磨くのが重要ですね。
ブランド鑑定士の初任給
ブランド鑑定士の初任給は20万円程度だと言われています。
入社したてのブランド鑑定士は、年収250万円~300万円くらいですが、技術力次第で段々と年収が上がります。
気を付けなければいけないのは、試用期間が設定されている求人もあることです。
試用期間中は見習いという扱いで、月収から3万円程度差し引かれる場合もあります。
求人票に掲載していない企業もあるので、必ず面接の際に質問しましょう。
ブランド鑑定士が年収を上げる方法
ブランド鑑定士になって、年収を上げるにはいくつかの方法があります。
具体的な方法をまとめてみたので、見ていきましょう。
ブランド品の鑑定力を高める
ブランド鑑定士で年収を上げたければ、ブランド品の鑑定力を高めるのが最善です。
腕のいいブランド鑑定士は、真贋を見抜く力が非常に高いです。
ブランド品の価値を適切に判断できるので、企業からもお客様からも信頼されます。
経験を積んだり、自分なりに勉強するなどして、鑑定力を研ぎ澄ますのが重要ですね。
ブランド品の鑑定力が高ければ、起業した際にもお客様を獲得しやすいでしょうし、年収も上がります。
協会基準判定士を取得する
ブランド品の協会基準判定士の資格を取得しても、ブランド鑑定士の年収は上がります。
一般社団法人である日本流通自主管理協会では、毎年協会基準判定士の研修を行っています。
日本流通自主管理協会の会員企業に就職して会社から推薦してもらえれば、誰でも受講資格を得ることが出来ます。
ソフト研修とハード研修に分けられますが、研修を受講し適切な知識を身に付ければ、誰でも資格を取ることが可能です。
協会基準判定士の資格を取得したければ、日本流通自主管理協会に加盟している企業に就職出来なければいけませんね。
管理職として力をつける
ブランド鑑定士の年収を上げたいのであれば、管理職としての力を身に付けるのもおすすめです。
企業に就職し地道に実績を積み上げていけば、やがて管理職に選ばれることもあります。
管理職になれば、役職手当も増額されるので年収も上がります。
手当が付与される分、仕事における責任は増えますが、やりがいも感じられるようになるでしょう。
マネジメント業務や、新人教育などの業務を通じて、管理職の力を高められれば、その後も年収は増えやすいはずです。
集客する力をつける
webマーケティングなどのスキルを身に付け、集客力を上げられるとブランド鑑定士の年収は上がりやすいです。
お客様を集客することは、鑑定力を身に付けお店の信頼を上げることでも出来ますが、集客方法は他にもあります。
例えば、ネットを利用してwebマーケティングを企業に提案実行出来れば、優良人材だとみなされ年収は上がるはずです。
どのブランド取扱店でも、集客力の弱さを課題に挙げるお店は多いです。
ブランド鑑定士としての集客ノウハウがあれば、多くの起業から高年収で採用されやすいかもしれませんね。
求人の年収を見る際の注意点
ブランド鑑定士の求人情報を見る際には、注意しなければいけない点があります。
どんな点に注意しなければいけないのかを、詳しく解説していきましょう。
買取業として別の業種と同じ業種として扱われている場合がある
ブランド鑑定士の求人には、以下の2種類の求人がよく出ています。
- 店舗でのブランド鑑定士としての求人
- 出張買取での鑑定士としての求人
店舗でのブランド品鑑定士の仕事の多くは、初任給が20万円~25万円くらいです。
一方の出張買取の鑑定士の仕事は歩合制となっていて、成果が出れば年収800万円越えもあります。
高年収を謳っていた求人に応募したら、出張買取などの営業職を任されることも多いです。
営業職は歩合制が多いので、成果が出なければいきなり高年収を稼ぐことは出来ないのです。
店舗でのブランド鑑定士をイメージして入社したのであれば、仕事内容も異なるのでギャップを感じてしまうかもしれません。
求人票を確認した際は必ず仕事内容や年収について、企業側に聞いてみましょう。
ちなみに、そもそも求人内容に「嘘」の記述があるケースもあるので、騙されないようにしてください。
ブランド鑑定士の福利厚生は充実している?
ブランド鑑定士にも、雇用保険、健康保険、などの最低限の福利厚生があるブランド買取店が殆どです。
では、ブランド鑑定士の福利厚生の充実度合いはどうなのか、詳しく解説していきましょう。
有給休暇は取りやすいのか
前述した通り、ブランド鑑定士にも法律で定められた最低限の福利厚生は付けられます。
一般会社員で福利厚生と言えば、有給休暇を思い浮かべる人は多いと思いますが、ブランド鑑定士にももちろん付きます。
ただし、多くのブランド鑑定士は有給休暇を自分の好きなタイミングでは使えない可能性は高いです。
ブランド買取店の多くは、中小規模の買取店です。
中小規模の企業では、十分な働き手が確保できていない場合もあり、会社都合での有給取得になる事例もあります。
お店の閑散期を狙って有給を取得したり、人が集めやすい時期を狙って取得するなど有給消化のためには少し工夫が必要ですね。
その他、大手企業で提供される住宅補助や社宅などの福利厚生も受けにくいでしょう。
とはいえ、大手企業では任されない仕事などを任されやすいので、仕事の充実度は高いかもしれませんね。
ブランド鑑定士になるには
ブランド鑑定士になる方法を詳しくまとめてみました。
複雑な工程はありませんが、いくつかのポイントがあるので確認していきましょう。
取得しなければいけない資格はない
結論から言うと、ブランド鑑定士になるために必要な資格はありません。
今日から「私はブランド鑑定士です」と名乗れば、誰でもブランド鑑定士になれます。
しかし、ブランド品に関する豊富な知識やトレンドなどが分かっていないと正しい査定は出来ないでしょう。
資格は必要ないと聞いて、「簡単そう」と思いがちですが、ハードルはちょっと高めです。
また、ブランド品は高額商品の為、お客様も品位の高い方が多いです。
品位あるお客様は、質の高い接客を求められるため、接遇マナーを学ぶのは必須ですね。
その他、自分で起業してブランド鑑定士になる際は、古物商許可も取得しなければいけないところもポイントです。
会社員として雇用してもらう場合は、企業によって採用条件が異なるので、応募資格を確認しましょう。
採用条件で、年収も変わってくるはずです。
真贋を見分ける力が必要
ブランド鑑定士になるには、真贋を見分ける力が必要になります。
当たり前ですが、ブランド品の本物と偽物が見分けられなければ、ブランド鑑定士にはなれません。
誤って偽物を本物として買い取ってしまうと、大きな損害に繋がりますね。
真贋を見分ける力を養うには、まずは企業に雇用してもらうか、買取フランチャイズなどに加盟して研修を受けるといいでしょう。
また、最新のブランド品の情報を把握しておいたり、トレンドを知って適切な価格で買い取れる判断能力も必要です。
判断能力は一朝一夕では身につかないので、日々買取査定をしながら身に付けていくしかなさそうですね。
ブランド鑑定士の仕事内容
ブランド鑑定士の仕事には、主に3つの業務があります。
- 買取業務
- 処理業務
- 対応業務
それぞれの仕事内容を、詳しく見ていきましょう。
買取業務
ブランド鑑定士のメイン業務は「買取業務」です。
買取業務とは、お客様から商品を買い取る業務です。
ブランド品の価値を適切に判断して買取価格を提示し、お客様に合意を頂いた上で買取します。
買取時に扱う商品の幅広さは所属している企業の考え方で、異なるでしょう。
1人で沢山のジャンルを見なければいけないこともありますし、「バッグ専門」などのようにジャンルが決められることもあります。
会社員として雇用されるのであれば、先輩社員の指導を仰ぎ、早く一人前の鑑定士になれるようにしましょう。
買取価格は基本的に「どれくらいの価格で販売できるのか?」を決めた後に、決定します。
販売価格などの情報収集能力も、必須スキルですね。
処理業務
ブランド鑑定士は、処理業務も行います。
処理業務とはお客様から買い取った商品を、売る作業です。商品を売る方法はいくつかあります。
- 卸に流すのであれば、卸業者に卸す価格を交渉する
- ネット販売の場合は、インターネットサイトに掲載する
- 店舗で販売する際は、メンテナンスをして店頭陳列
このように、経営形態によって様々な販売方法がありますが、いずれにしても処理業務が必須です。
ブランド鑑定士は、品物を査定して買い取るだけが仕事ではないと知っておきましょう。
対応業務
対応業務も、ブランド鑑定士の仕事の1つです。
対応業務とは、お客様からの電話やLINEでの問い合わせに対応する業務です。
オンライン査定への対応や、価格に対する問い合わせなどが主な業務になるでしょう。
大きな企業に就職すると、1日に100件以上の対応業務に追われたりします。
対応専門の部署がある場合もありますが、ブランド鑑定士として対応をさせられる可能性は高いでしょう。
適切な対応をすることで、質の高い買取に繋げられるので重要な業務になります。
ブランド鑑定士は退職金があるのか
殆どのブランド鑑定士には、退職金がありません。
ブランド鑑定士として独立すると、退職金という考えはありませんし、多くの買取店でも退職金制度は導入されていないです。
会社に所属しているうちにブランド鑑定士としてのノウハウを身に付け、独立起業を検討しておくのがおすすめです。
ノウハウを身に付けておけば、買取フランチャイズで起業する際もスムーズです。
退職金の代わりに、会社の独自ノウハウを身に付けられるところがメリットになります。
ブランド鑑定士は「きつい」「大変」と言われている?
ブランド鑑定士は、年収の割に「きつい」「大変」と言われることもあります。
きついと言われる理由には、以下のようなことが考えられますね。
- 商品に関する情報を取り込む必要がある
- 正確に真贋を見分ける必要がある
それぞれの理由を、詳しく解説いたします。
商品に関する情報を取り込む必要がある
ブランド鑑定士は商品に関する情報を取り込む必要があるので、年収の割にきついと言われます。
ブランド商品は、トレンドや新商品が常に流動します。
なので、ブランド鑑定士になったら、常にブランド品の商品知識を取り入れ続けなければいけないのです。
世の中には膨大な量のブランド商品があるので、商品情報を取り込み続けるのは大変です。
ブランド品に関する情報は何でも知っておかないといけないので、ブランド鑑定士は年収の割にきついと言われやすいのですね。
正確に真贋を見分ける必要がある
ブランド鑑定士は、正確に真贋を見分けなければいけないので、きついと言われやすいです。
査定している商品が、本物なのか偽物なのかを見分けられなければ、正しい査定は出来ません。
偽物を間違えて、本物として買い取ってしまうと大きな損害が発生するでしょう。
ブランド鑑定士は、細心の注意を払い真贋の見極めをしています。
正しく見極められるブランド鑑定士は、年収も上がりやすいですが、能力が低い鑑定士は高年収は期待出来ません。
初めはきついかもしれませんが、商品を見極める力を向上させて、年収を上げる努力が必要です。
ブランド鑑定士に将来性はある?
ブランド鑑定士に、将来性はあります。
2022年にリサイクル通信が発表した「リユース業界の市場規模推計」によると、リユース業界は12年連続で規模が拡大しています。
そして、今後もリユース業界の市場規模は拡大し、2025年には3兆5,000億円にもなるとされているのです。
ブランド鑑定士は、ブランド品のリユース業にあてはまるので今後も安泰と言えそうですね。
市場の拡大に伴って、買取店からの求人数も増えています。
おまけに、リユース業界は不景気にも強い業界なので、景気に左右されず稼ぎやすいでしょう。
今後の市場の流れを予測すると、ブランド鑑定士になるのはおすすめ人生プランの1つなのです。
ブランド品の買取業は買取マクサスがおすすめ
ブランド鑑定士になって、ブランドの買取業をしたいのであれば、買取マクサスでの起業がおすすめです。
買取マクサスでブランド鑑定士となってフランチャイズ起業すると、以下のようなメリットがあります。
- 自宅で開業できるので開業資金が少なくて済む
- ウェブでの集客に力を入れているので、色々なお客様を集めやすい
- 出張買取が完全アポ制なので、1人でも開業できる
- 徹底したサポート体制が整っているので分からないことが相談できる
買取マクサスはフランチャイズを展開していますが、自宅での開業が出来ます。
自宅で開業できると、新たに物件を取得しなくていいので、低資金で開業が可能なのです。
また、出張買取も完全アポ制の仕組みなので1人で開業可能です。
分からない事は、本部が徹底サポートしているので、困った事も相談しやすいのが魅力ですね。
買取店にブランド鑑定士として就職するのもおすすめですが、最高年収には限度があります。
買取マクサスで起業した場合は、年収に限度がありません。
会社員としてキャリアを積んだ後でも起業するのがおすすめなので、フランチャイズ起業は買取マクサスにご相談ください。
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まずはLINEで相談!
ブランド鑑定士の年収について理解を深めよう!
今回は、ブランド鑑定士の年収について詳しく解説してきました。
ブランド鑑定士は、今から必要とされる職種の1つです。実力次第で、年収もどんどん上がる可能性が高いです。
もし、年収が上がりやすい仕事を探されているのであれば、ブランド鑑定士の仕事も視野に入れてみましょう。