出張買取は個人でも起業しやすく、やり方次第で儲けることもできます。
しかし、なぜ儲かるのか、デメリットはなにかを把握しないと、持続的に経営を安定させることは難しいです。
本記事では、出張買取が儲かる仕組みや、メリットデメリットを解説します。
出張買取で儲けるポイントは、出張買取の仕組みや儲かる理由を知ることです。
出張買取を始めようと考えている方は、参考にしてください。
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出張買取の仕組みを簡単に解説
出張買取とは商品を売りたい方の自宅までスタッフが出向き、商品の査定から買取まで行うことです。
商品を「仕入れ値より高く売る」ことで利益が出せます。
お客様の自宅に行って買取をするため、店舗を構える必要がありません。さらに、一人でもできるため家賃や人件費などの固定費を抑えられます。
出張買取は「安く仕入れて高く売る」というシンプルなビジネスですが、再現性が高く、個人でも始めやすいのが特徴です。
出張買取は儲かるのか?
正直に言うと、儲かります。
出張買取を利用する人は、店舗へ売りに行くのを面倒と感じる人が多いです。少々安い金額を提示しても売ってくれるため、利益率を高くしやすいです。
ただ、ブランド品や貴金属は注意が必要です。お客さんも高く売れることがわかっているので、あまりに安い金額を提示すると売ってもらえません。
また、悪い評判がついてしまう可能性もあるので、慎重に値付けしましょう。
出張買取は仕入れたものがすべて商品になります。
つまり、仕入れる量が多くなるほど、利益が増える仕組みです。一人での買取に限界を感じたら、従業員を雇って事業を拡大することもできます。
出張買取が儲かる理由3つ
出張買取は利益率を高くしやすく、儲かりやすいジャンルです。出張買取が儲かる理由は下記の3つです。
- ランニングコストが最小限で済む
- 不況の影響を受けづらい
- 基本的に損失が発生しない
ランニングコストが最小限で済む
ビジネスは「どれだけランニングコストを抑えられるか」が重要です。
ランニングコストは定期的にかかる費用のことで、家賃や人件費などが分類されます。大規模なスペースが必要だったり多くの人手が必要だったりすると、家賃や人件費の負担が重くのしかかります。
しかし、出張買取は店舗を持たないため、商品を保管しておく倉庫だけあれば充分です。
一人でも経営はできるため、人を雇わなければ人件費も抑えられます。
ランニングコストを抑えられれば経費削減につながり、利益の割合が大きくなります。経費が少ない点は、儲かりやすい理由の一つです。
不況の影響を受けづらい
出張買取は不況の影響を受けづらいジャンルです。
理由として、不況の時は「現金を持っておきたい」という心理が働くため、資産を現金化する動きが出てくるからです。
通常、景気が良いと消費が増え、有形資産の保有数が増加します。逆に、不況になると消費者の購買行動は抑えられ、現金を増やしたいという心理が働きます。
現金を増やすために家にあるものを売る時に、買取業者を利用するというわけです。
基本的に損失が発生しない
出張買取は基本的に損失が発生しないビジネスモデルになっています。仕入れ値と売り値は自分で決められるため、考えて商売をしていれば損失は出ません。
仕入れ値より高く売れないなど、損失が発生しそうなら買い取らなければいいのです。
また、店舗を構えていると「万引き」で損失が出る場合があります。警察庁の資料によると、令和2年の万引きの検挙件数は約6万件、被害品数は約10万点に上ります。
これは大きな損失になってしまうため、警備員や従業員を多く雇って防犯を強化する必要があります。
しかし、出張買取は店舗に商品を陳列しないので、万引きの被害を受けにくいです。
損失が発生しづらいのも儲かる理由と言えます。
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出張買取を始めるメリット
出張買取はメリットがあるため、初心者でも始めやすいです。出張買取のメリットは下記の3つです。
- 店舗買取より固定費が低く利益を残しやすい
- 自宅の一室で一人から始められる
- 不況に強く堅実な収益が得られるビジネスモデル
店舗買取より固定費が低く利益を残しやすい
出張買取は店舗を持たないため、固定費を抑えやすいです。
利益は売上から経費を引いた金額なので、経費が低ければ低いほど利益は多く残ります。
最低限必要な車も、レンタカーやカーシェアを使えば所有する必要はありません。固定費は工夫次第で抑えることが可能で、利益を多く残しやすいことはメリットと言えます。
自宅の一室で一人から始められる
出張買取は小さく始められるため、人を雇ったり倉庫を持ったりしなくても大丈夫です。
自宅の一室から一人で始めれば、うまくいかない時に撤退しやすいです。そのため、失敗したときのデメリットはほぼないと言えます。
初期投資で何百万とかかるビジネスもあるため、小さく始められるのは出張買取ならではのメリットです。
不況に強く堅実な収益が得られるビジネスモデル
出張買取は不況になるほど需要が高まるビジネスモデルです。
一般的に不況になると、現金を持ちたがる傾向が強まります。家にある物を現金に換えたくて、出張買取を利用するという流れです。
現金を持って安心感を得たいため、安い金額で買い取らせてくれるケースも珍しくありません。
コロナで不況の今でも、出張買取の需要はあります。不況でも流れが止まりづらく、堅実な収益が得られるビジネスモデルと言えるでしょう。
出張買取を始めるデメリット
出張買取にはデメリットも存在します。出張買取で儲けるにはデメリットの把握も重要です。
出張買取のデメリットは下記の2つです。
- 商品を査定する知識が必要(うまく買い取らないと儲からない)
- 業界全体の印象があまりよくない
商品を査定する知識が必要(うまく買い取らないと儲からない)
商品の買取価格は決まっていないため、自身での値付けが必要です。
相場以上の価格で買い取ってしまうなど、適正な価格で買い取らないと損する可能性があります。
また、偽物が存在する商品も注意が必要です。誤って偽物を買い取ってしまうと、全く価値にならず、赤字になってしまいます。
出張買取を成功させるには、適正な商品の査定知識が必要です。
業界全体の印象があまりよくない
出張買取を営んでいる業者の中には、悪徳業者と呼ばれる人たちもいます。何か買い取るまで帰ってくれないなど、悪い評判が流れていることも事実です。
業界全体のイメージが悪く、出張買取は利用しないという人もいます。
誠実な対応をしていれば問題ないのですが、良くないイメージを持っている人もいることを把握しておきましょう。
メリットを十分生かせば出張買取は儲かりやすい!
出張買取はランニングコストが最低限で済んだり不況の影響を受けづらかったりと、儲かりやすいジャンルと言えます。
固定費を抑えて小さく始められるため撤退しやすく、失敗した時のデメリットはほぼありません。リスクをなるべく抑えたい方には、ぴったりのビジネスです。
出張買取のメリットを生かせば、コロナで不況の今でも十分に儲けられます。メリットを最大限に生かして、出張買取での起業を成功させましょう。