古物市場はコツを知れば、安価で商品を仕入れられるのです。
SNS上で古物市場で仕入れても儲からないという声がよく見られます。
また、これから古物市場に参加したところで遅いといった意見もありますが、やり方次第では儲けられます。
古物市場は安く大量に商品を仕入れられる場所なので、うまく活用できれば、利益向上につなげられるのです。
古物市場を利用して利益を上げるために、以下の2つを理解して、古物市場に参加することをおすすめします。
- 古物市場が儲からないと言われている理由
- 古物市場で儲けるコツ
本記事では、上記の内容を解説するので、参考にして古物市場へ参加してみてください。
儲けやすいジャンルも紹介します。
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古物市場が儲からないと言われている3つの理由
古物市場が儲からないと言われている理由は、以下の3つがあります。
- 目利き力が必要になる
- 平日開催で参加しにくい
- 在庫が貯まりやすくなる
それでは、1つずつ見ていきましょう。
特に初心者の方が、古物市場は儲からないと感じてしまう理由です。
目利き力が必要になる
古物市場で仕入れをする際に大事なことは、商品の目利きができるかどうかです。
リアルタイムで競りを行う形式の場合、商品を吟味したり、ネットで検索して相場を調べたりしている時間はありません。
基本的に落札後の商品は、返品や交換ができないため、その場で商品の価値を判断する力が必要です。
ジャンク品や商品名がよくわからないものが紛れていることもあります。
目利きに自信がない方は、参加する前に仕入れたい商品の相場を調べておくといいでしょう。
また、判断に時間をかけたい方はオンライン型の古物市場に参加するのもおすすめです。
平日開催で参加しにくい
古物市場は平日に開催されるケースが多いです。
定期的に開催されているので、開催日に参加できる方にとっては、安定性のある仕入れルートと言えます。
多くの古物市場では、決まった曜日や日にちに開催されています。
しかし、副業でせどりをしている方や平日は家事などで忙しい方は、古物市場への参加は難しいでしょう。
平日に開催されている古物市場に参加するのが厳しい方でも、オンライン型の古物市場であれば自分の都合に合わせられます。
在庫が溜まりやすくなる
古物市場で仕入れをすると、在庫が溜まりやすくなります。
古物市場は同業者が大量に出品しているため、仕入れる商品の数が増えやすい傾向があるのです。
一度に大量に商品を仕入れてしまうと、在庫の保管や管理の費用がかかります。
在庫の管理には、倉庫のレンタルや在庫管理ツールなどが必要です。
在庫を多く抱えすぎて、在庫の管理費が売り上げを上回ってしまうと赤字になってしまいます。
初心者の方は、安いからと言って初めから大量には仕入れずに、在庫の管理費と売り上げのバランスを調整しましょう。
古物市場で儲ける5つのコツ
古物市場で儲けるコツは、以下の5つです。
- 古物市場の動向ツアーに参加する
- ジャンルにあった古物市場を選ぶ
- 事前に古物市場の見学にいく
- セット売りの商品を狙う
- 希少価値のある商品を狙う
それでは、1つずつ見ていきましょう。
古物市場の同行ツアーに参加する
古物市場に慣れていない方には、古物市場の同行ツアーへの参加をおすすめします。
同行ツアーとは、ベテランの古物商が入札や仕入れ方法などを説明し、本人の代理で競りに参加してくれるツアーです。
インターネットやSNS上で定期的に募集しています。
何度も古物市場に足を運んで、ベテランの方と顔見知りになり、初めてノウハウや情報を教えてもらえます。
しかし、同行ツアーに参加することで、早い段階でベテランの方から目利きのノウハウなどを教えてもらえるのです。
ほかにも初心者がやりがちなミスなども知れるので、リスクを回避できます。
ジャンルにあった古物市場を選ぶ
初心者のうちは、ジャンルに特化した古物市場に参加するといいでしょう。
古物市場には、幅広い商品を取り扱っている市場と、特定のジャンルに特化した市場があります。
ジャンルはブランド品・宝石・アパレル・骨董品などです。
ジャンルに特化した市場を利用したほうが、ほかの市場では出品されない商品を仕入れられます。
初めからさまざまなジャンルに手を出さず、特定のジャンルに絞ったほうが失敗するリスクは減ります。
警察や公安委員会が公開している古物市場の情報を参考にし、自分に合ったジャンルの古物市場を見つけてみてください。
事前に古物市場の見学にいく
事前に古物市場の見学に参加し、雰囲気を見てみるといいでしょう。
古物市場によっては、常連の人が競りの座席や落札商品で優先されたり、新規の参加者に厳しかったりするところがあります。
入会には費用がかかるので、慎重に検討しましょう。
見学に参加したり、知り合いの会員がいれば同行したりして、事前に雰囲気を確かめておくとミスマッチが防げます。
古物市場は多くあるので、見学して合わないと感じたら、ほかの古物市場を見てみましょう。
セット売りの商品を狙う
古物市場では、段ボールやカゴに大量の商品が入った状態でまとめ売りされています。
上記のようなまとめ売りを「山」と呼び、良い山を買えれば、価値ある商品を安く大量に仕入れられるのです。
良い山には、希少性の高い品やブランド品が入っていることもあります。
さまざまなジャンルの商品が雑多に入っているので、数ある山から価値ある商品が入った山を見つけられるかが重要です。
1つでも掘り出し物を見つけられれば、その利益だけで仕入れ代を取り戻せるときもあります。
希少価値のある商品を狙う
古物市場では、一般のネットオークションや店舗で取引されない希少価値のある商品が取り扱われています。
事前に希少価値の高い商品を調べておくと、競りのときに価値が高いかどうかを判断できるのです。
さまざまなジャンルで、希少価値の高い商品があります。
希少性の高い商品を仕入れることで、高い利益を上げられるでしょう。
また、取り扱うジャンルの幅を広げていけば、より多くの希少価値の高い商品を取り扱えます。
古物市場での仕入れは安くておすすめ
古物市場は、一般的な相場価格と比較して安価です。
売買の相手が古物商のみなので、価格設定が業者向けになっており、大量に仕入れられます。
また、日本各地で定期的に開催されているため、安定性がある仕入れルートです。
古物市場への参加には、古物商許可証を持参してください。
売る側は在庫処分として利用し、費用をかけて在庫管理をし続けるより早く処分したいため、大量に安く出品されるのです。
そのため、安く商品を安定して仕入れるには、古物市場の利用をおすすめします。
【儲からないはウソ!】古物市場の仕入れで狙うジャンルは2つ
どのジャンルの商品を仕入れたら儲けられるか分からないという方は、下記の2つジャンルから選びましょう。
- コレクション品
- ブランド品
それでは、1つずつ見ていきましょう。
売り上げを生むポイントも紹介します。
コレクション品
コレクション品とは、以下のような商品のことです。
- 初版や絶版になった本
- レアなトレーディングカード
- 工芸品
- 超合金などの古いおもちゃ
上記のようなコレクション品は、マニアから注目を集めます。
亡くなった人の遺品整理として不用品回収で仕入れられたものが、出品されています。
コレクション品の数が大量にある場合は、1つずつチェックされることなく、山として安価で売られることが多いです。
上記のような理由で、山には掘り出し物が入っていることがあるのです。
ブランド品
古物市場では、新品でも中古でもブランド品は数多く取引されています。
状態のいいブランド品だけでなく、状態の悪いブランド品であっても高い利益が見込めるのです。
状態が悪い場合は、以下のようなリペア(修復)することによって、価値を上げられます。
- シルバーアクセサリーをきれいに磨く
- 時計の電池を交換する
- バッグの革の張り直しをする
スキルが必要ですが、自分でできれば高利益につながります。
古物市場で仕入れて儲かるか儲からないかはやり方次第!
古物市場での仕入れが儲からないと言われている理由と儲けるためのコツを紹介しました。
古物市場で儲からないと言われる理由は、以下の3つでした。
- 目利きが必要
- 平日開催
- 在庫が溜まる
オンライン型に参加し、時間をかけて見極めることから始めましょう。
また、古物市場で儲けるコツは以下の5つでした。
- 同行ツアーへの参加
- 参加する古物市場のジャンルを選ぶ
- 古物市場の見学への参加
- セット売りを狙う
- 希少性の高い商品を狙う
古物市場で儲けられるかどうかは、やり方次第です。
本記事を参考に、古物市場への参加を検討してみてください。