今回は鳥取県内で古物商許可を簡単に取得する方法を、解説します。
古物商許可は個人でも取れるので、古物商に興味がある方は誰でも取得出来ます。
鳥取県で自分で取る方法や、取得代行業者に依頼するやり方などをまとめてみました。
記事を読んで頂くことで、鳥取県で古物商許可を簡単に取れるようになるはずです。
古物商許可に関する質問にも答えているので、そちらも取得の参考にしてみてください。
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古物商の取得方法
鳥取県で古物商許可を取得しようと思うと、以下の2通りの方法があります。
- 自分で鳥取の警察署に申請する
- 鳥取県の古物商許可取得代行業者に依頼する
それぞれの方法を、具体的に見ていきますね。
自分で鳥取の警察署に申請する
鳥取県で古物商許可を取得するのであれば、自分で警察署に申請する方法があります。
自分で警察署に申請をすれば、申請費用の19,000円がかかるだけで、少ない予算で古物商許可を得られます。
ただし、古物商許可の申請手続きは様々な書類を用意しなければいけないので、手間がかかります。
取得をなるべく安く済ませたい方や、古物商許可に多少の知識がある方は自分で警察署に申請してみましょう。
必要書類を作成する時に、漏れがないようにするのがポイントです。
鳥取県の古物商許可取得代行業者に依頼する
鳥取県で古物商許可を取得したいのであれば、取得代行業者に依頼するのもおすすめです。
古物商許可取得代行業者は、必要書類を揃えたり警察との交渉などを代わりに行ってくれる業者です。
取得代行業者を利用すると、大体3万円~5万円程度の費用がかかります。
しかし、書類を集めたり記入を行ったりしてくれるので、揃った書類を警察署に提出するだけで申請が終わります。
ほとんどの方が古物商許可の申請は初めてでしょうから、取得代行業者に任せると不備が起こりません。
また、書類を揃えたり警察とやりとりをする時間が短縮出来るので、効率的に業務にあたることが出来るのがメリットです。
鳥取で古物商許可が受けられない方
以下の項目に該当する方は、鳥取県で古物商許可を取得できません。
- 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者
- (罪種を問わず)禁錮刑や懲役刑に処せられ、又は無許可古物営業や名義貸しのほか窃盗、
- 背任、遺失物横領、盗品譲受け等で罰金刑に処せられ、その執行を終わり、又はその執行を受けなくなってから5年を経過しない者
- 暴力団員
- 暴力団員でなくなってから5年を経過しない者
- 暴力団員以外の犯罪組織の構成員で、強いぐ犯性が認められる者
- 暴力団対策法第12条、第12条の4第2項及び第12条の6の命令又は指示を受けた者であって、受けてから3年を経過しない者
- 住居の定まらない者
- 古物営業法第24条(営業の停止等)の規定により古物営業の許可を取消され、その取消しから5年を経過しない者等
- 精神障害により古物営業を適正に営めない者
- 一定の未成年者
引用元:https://elaws.e-gov.go.jp/
こちらの10項目は、古物営業法第4条に記載されている「欠格要件」です。
この欠格要件に1つでも該当していると、鳥取県では古物商許可が取得出来ないと古物営業法で定められています。
さらに警察は、申請者の過去の破産歴や犯罪歴をあたります。
破産歴や犯罪歴がある場合、古物商許可が取得出来ないことが多いので注意しましょう。
特に窃盗などの犯罪歴があると、警察は要注意します。
どのように担当警察官に信用してもらうのかが、重要になってきますね。
ただし犯罪歴があると一生古物商許可を取得出来ないわけではありません。
過去に犯罪や破産をしていても一定の期間が過ぎれば、喪が明けて許可が通るようになります。
犯罪歴や破産歴がある方は、取得代行業者に相談したり、管轄の警察署に相談したりしてみましょう。
自分で古物商許可を取得する方法
鳥取県で自分で古物商許可を取得する際は、以下の流れで行います。
- 鳥取県の警察署の公式HPから資料をダウンロードする
- 必要書類の記入
- 警察署の古物担当官にアポイント・提出
- 古物所許可証を取得
それぞれの流れを、詳しく解説していきますね。
鳥取県の警察署の公式HPから資料をダウンロードする
まずは鳥取県警察署の公式HPにアクセスして、以下の資料をダウンロードしましょう。
- 古物商・古物市場主許可申請書(別記様式第1号)
- 古物営業誓約書(役員用)
- 古物営業誓約書(個人用)
- 古物営業誓約書(管理者用)
- 略歴書
どの書類も法定書類と言って、古物商許可を取得する際には必須の書類ばかりです。
個人用と法人用で種類が違うものもあるので、確認してダウンロードします。
必要書類の記入
次にダウンロードした書類に、必要事項を記入していきます。
資料を開いて内容を確認すると、誰でも分かるように記載されているので指示に沿って記入しましょう。
分からない部分は、鳥取県内の管轄警察署に問い合わせれば教えてもらえます。記入漏れのないように注意が必要です。
警察署の古物担当官にアポイント・提出
書類の記入が終わったら、鳥取県内の管轄警察署にアポイントを取りましょう。
各警察署には古物担当官がいるので、必ず古物担当官に電話をしアポを取ります。
電話の際に先程ダウンロードした書類とは、別の必要書類を教えてくれます。
電話で教わった書類も必ず準備し、申請時に持っていくようにしましょう。
電話で教えてくれる書類は、任意書類という物ですが提出は必須の書類です。
古物所許可証を取得
アポを入れた日に、必要書類を持って管轄警察署に来署します。
古物担当官に必要書類を受理してもらえれば、古物商許可の申請は終わりです。
申請後1~2か月くらいで、鳥取県警察署から許可証が出来た連絡が入るので警察署に取りに伺います。
書類を提出する時点で警察は、申請者のことをスクリーニングしています。
古物担当官が書類を無事に受理してくれた時点で、殆どの場合書類の審査は通過するので安心してください。
鳥取県内の警察署一覧
鳥取県内の警察署を一覧にまとめました。
事業を展開する地域を参考にして、管轄の警察署を確認してください。
警察署 | 管轄地区 | TEL | 住所 | 詳細 |
鳥取警察署 | 旧鳥取市、岩美郡岩美町 | 0857-32-0110 | 鳥取市千代水三丁目100番地 | 公式HP |
郡家警察署 | 八頭町、若桜町 | 0858-72-0110 | 八頭郡八頭町郡家120番地2 | 公式HP |
智頭警察署 | 八頭郡智頭町、鳥取市用瀬町・佐治町・河原町 | 0858-75-0110 | 八頭郡智頭町智頭21番地3 | 公式HP |
浜村警察署 | 気高町、鹿野町、青谷町 | 0857-82-0110 | 鳥取市気高町北浜二丁目158番地 | 公式HP |
倉吉警察署 | 倉吉市・三朝町・湯梨浜町・北栄町 | 0858-26-7110 | 倉吉市清谷町一丁目10番地 | 公式HP |
琴浦大山警察署 | 琴浦町、大山町 | 0858-49-8110 | 東伯郡琴浦町大字赤碕1919番地21 | 公式HP |
米子警察署 | 米子市、西伯郡南部町、西伯郡日吉津村 | 0859-33-0110 | 米子市上福原1266番地4 | 公式HP |
境港警察署 | 境港市 | 0859-44-0110 | 境港市上道町1891番地3 | 公式HP |
黒坂警察署 | 伯耆町、江府町、日野町、日南町 | 0859-74-0110 | 日野郡日野町下菅242番地1 | 公式HP |
管轄の警察署や担当検察官で、提出書類などに多少の違いがある場合があるので注意しましょう。
どこの管轄なのかが分からなければ、電話で問い合わせるのがおすすめです。
鳥取で古物商許可はいくらで取れる?鳥取でかかる料金は?
鳥取県で古物商許可を取得するには、22,000円程度の費用が必要です。
費用の内訳を簡単に表にまとめました。
申請手数料 | 19,000円 |
公的書類の取り寄せ費用 | 1,900円程度 |
古物商許可プレート代 | 2,000円~3,000円程度 |
警察署に申請する際の手数料19,000円は必ずかかる費用です。
さらに本人確認証や住民票などの取得に、1,900円の費用が必要です。
許可証取得後は古物商許可プレートを作る必要があるので、プレート作成代も費用に含めています。
個人と法人で鳥取の古物商許可の取得方法は変わる?
鳥取県で古物商許可を取得する際、個人でも法人でも取得方法は同じです。
個人は個人用の申請書を準備し、法人は法人用の申請書を準備しましょう。
法人の場合、本人確認証が役員の方の物を準備しないといけないので、その辺りも注意点です。
【フォーマットあり】鳥取県の古物商許可取得に必要な書類まとめ
鳥取県で古物商許可を取得する際に、必要な書類は大きくこちらの2点です。
- 法定書類
- 協力書類
内容や、書類の種類を詳しく解説していきます。
法廷書類
法定書類とは、法律で定められている必ず提出しなければいけない書類です。
以下のような、法定書類を用意する必要があります。
- 古物許可申請書
- 住民票
- 身分証明証
- 誓約書
- 略歴書
- 法人の場合は登記簿、定款
古物許可申請書や誓約書、略歴書などは鳥取県警察の公式HPからダウンロード出来るので、こちらを使いましょう。
住民票や身分証明証などは、各市区町村の役所に行けば取得することが出来ます。
運転免許証や健康保険証では、身分証明証にならないので注意してください。
法人で古物許可申請を行う際は、登記簿や定款も必要になります。また法人の場合、住民票は役員の方の物が必要です。
協力書類
協力書類というのは、鳥取県警察が任意で提出を求めている書類です。
管轄警察署で多少異なりますが、主には以下のような書類が該当します。
- HPに関する書類
- 賃貸借契約書
- 大家さんからの使用承諾書
- 家の見取り図
HPで商品を販売したりするのであれば、HPに関わる書類が必要になります。
自宅を事務所代わりに使用するのであれば、賃貸契約書や大家さんからの承諾書も必要ですね。
古物担当官によっては、家の見取り図の提出を求めてくる場合もあるので注意しましょう。
その他適切な真贋査定能力があるかどうかを、問われることもあります。真贋研修を受講するなどして準備しておいてください。
ちなみに全て「任意の提出」と書かれていますが、実情は必須書類なので提出を怠ってはいけません。
鳥取県で古物商許可の取得を代行してくれる業者
鳥取県で古物商許可取得の代行を、行ってくれる業者をまとめました。
代行業者の特徴も記載しているので、自分の希望に近い業者を利用しましょう。
ショシナビ
ショシナビは岐阜県にある、古物商許可取得代行業者です。
全国各地の古物商許可取得を代行しているので、鳥取県の許可取得も代行してくれます。
会員登録不要で、古物商許可取得が可能かどうかチェックするサービスを提供しています。サクサクっとテストが出来るのは、嬉しいですね。
52,800円のプレミアムプランを選択すると、警察との交渉や申請書類の提出まで一括して行ってくれるのも特徴です。
自分で書類を提出する時間がない方は、ショシナビのプレミアムプランがいいでしょう。
古物商許可鳥取代行センター(鳥取県鳥取市立川町)
古物商許可鳥取代行センターは鳥取市にある、古物商許可取得代行業者です。
地域密着で古物商許可取得の代行を行っているので、やりとりもスムーズです。
鳥取警察署とのやりとりも間に入って行ってくれるので、必要書類などの準備も早く済むかもしれません。
行政書士板倉重喜事務所(鳥取県鳥取市)
行政書士板倉重喜事務所も、古物商許可取得を代行してくれる業者です。
行政書士板倉重喜事務所は古物商許可だけでなく様々な許可申請を代行している業者になります。
鳥取県地域密着型なので安心してお任せ出来ます。ただし、土日祝日はお休みなので注意しておきましょう。
阿部竜三事務所(鳥取県倉吉市上井町)
阿部竜三事務所は鳥取県西部の倉吉市にある、古物商許可取得代行業者です。
倉吉市近辺の古物商許可取得には豊富な知識があるので、鳥取西部で古物商許可を取りたい時におすすめです。
各種許可申請のみならず、相続や遺言へのアドバイスもしてくれる幅広いサービスが特徴になります。
鳥取県の古物商許可に関するよくある質問
鳥取県で古物商許可を取得する際に、よく出てくる質問をいくつかまとめてみました。
質問に全て答えてみたので、申請前には1度目を通しておきましょう。
古物商許可に有効期限はある?何年?
古物商許可に、有効期限はありません。
1度古物商許可を受ければ、一生古物商を営むことが出来ますね。
ただし6カ月間営業しているのが認められなければ、古物商許可が取り消されることもあるので注意が必要です。
古物商を開業しようとして許可を取得しそこから6カ月間開業が出来ていなかった場合、許可は取り消されるかもしれません。
古物商許可を取得する際は、スケジュールを把握して取得業務を行った方がいいでしょう。
ちなみに「営業している」というのはHPの更新をするだけでも大丈夫で、古物の取引実態が無くても問題ありません。
古物商のプレートって何?
古物商許可を取得した後は、古物商プレートを掲示して営業しなければいけません。
古物商プレートは以下の項目に沿って作成し、間違えていると古物営業法に違反してしまいます。
- 縦8㎝、横16㎝で作成する
- 金属かプラスチックなどの固い素材で作成する
- 紺色のベースを使用し、文字は白色を使う
- 古物商許可番号を記載する
- プレートの下部分に会社名や氏名を記載する
この概要を満たしたサンプルの古物プレートが、こちらになります。
おおよそ2,000円程度で作成することが出来るでしょう。
また古物プレートを作る主な方法も3通りあるので、方法もまとめてみました。
- 古物商防犯協会で作ってもらう
- Amazonなどで出店しているプレート作成業者に依頼する
- 古物商許可取得代行業者に作成を依頼する
最も確実に正しい物が作れるのは、古物商防犯協会で作ってもらう方法です。
ただし一般の業者に比べると、割高になる傾向があります。
もし費用を出来るだけ抑えたいのであれば、ネット経由でプレート作成業者に依頼するといいでしょう。
数百円程度費用を抑えて、作れるはずです。
プレート業者と作成の打ち合わせをする際に、正しいデザインを伝えておかないと間違えた仕上がりになる恐れがあります。
事前にこちらの要望をきちんと伝え、正しいプレートを作ってもらいましょう。
その他古物商許可代行業者に、代行とまとめて依頼するのもおすすめです。
鳥取で古物商許可は誰でも取れる?
鳥取県で古物商許可は、誰でも取得が可能です。
ただし前述した古物営業法の「欠格要件」に当てはまっている人は取得出来ません。
欠格要件を再度確認し、自分が当てはまらないかどうかを見てみましょう。
その他未成年の方も特別な理由がない限り、古物商許可は取得出来ません。
鳥取で古物商許可を取らずに営業するとバレる?
鳥取県で古物商許可を取得せずに営業すると、高確率でバレます。
警察は窃盗事件などの捜査で、古物商を定期巡回しています。
警察が巡回して来た時に、古物商プレートが掲示されていなかったりすると無許可営業がバレるでしょう。
巡回時にバレなかったとしても、後から調べられれば確実にバレます。
それとは別に古物の取引をしているお客様や取引先から、バレることもあるのです。
取引相手としても信頼できる古物商とだけ取引したいのが本音です。
もし取引相手が不審に思って警察に相談すると、警察に捜査されてバレます。
様々な方面からバレる可能性があるので、古物商を営む時は必ず古物商許可を取得しましょう。
メルカリやヤフオクなどの転売・せどりでも古物商許可は必要?
メルカリやヤフオクなどで転売する際も、古物商許可は基本的に必要です。
メルカリやヤフオクでの取引で、古物商許可要不要の決まりを表にまとめてみました。
古物商許可不要 | 自分で使用する目的で所持していた品物を売る時 |
古物商許可必要 | 利益を得るために購入した品物をヤフオクなどで売る時 |
個人で利用する目的で所有している品物をヤフオクなどで売買する時は、古物商許可は必要ありません。
しかし利益をあげる目的で品物を所有しヤフオクなどで売買する時には、古物商許可が無ければいけないのです。
ヤフオクやメルカリで大量の品物を売買される方は、後者の方が多いと思うので取引の前に必ず許可を取得してください。
ヤフオクやメルカリと古物商許可の関連性については、こちらの記事にさらに詳しくまとめてあります。
鳥取県で古物商許可を取得する方法まとめ
今回は鳥取県で古物商許可を、取得する方法を解説してきました。
鳥取県で古物商許可は、個人で誰でも取ることが出来ます。
ご紹介した方法を参考にして頂き、鳥取県でスムーズに古物商許可を取得してみましょう。
古物商開業の前には、古物商許可の取得が必須です。