メルカリを利用する一部の人は、古物商許可が必要です。
メルカリで実際に中古品などの古物を販売している人は、古物商許可が必要であることを知らない人が多くいます。
たとえば、自分が着ていた服を販売している場合は古物商許が必要ありません。一方で、中古品を仕入れて販売する場合は古物商許可が必要です。
古物商許可が必要であるかを理解していないと、知らないうちに無許可営業で処罰を受ける可能性があります。
本記事では、メルカリで古物商が必要な理由について解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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古物商許可はメルカリの利用でも必要なのか?
メルカリで出品しているほとんどの人が、古物商許可は必要ありません。
ただ、出品している商品が古物に当てはまるモノであれば、古物商許可が必要です。
メルカリでを利用指定いる一部の人は、古物商許可を取得しなければいけません。
古物商許可が必要であるかの大きな基準は、販売する商品が利益目的で購入されたかどうかです。
以下で詳しく、古物商許可が必要なケースと不要なケースについて解説します。
古物商許可が必要なケース
実際にメルカリを利用している人の中で、古物商許可が必要なケースは以下の2つです。
- 利益目的の販売を繰り返している
- 小売店やメーカー以外から購入した商品を販売している
大事なポイントは、購入した場所と目的です。
利益目的でメルカリを利用しているかは、警察が客観的に判断します。判断基準は以下のようなものです。
- 1ヶ月の売り上げが100万円以上
- 1年間の売り上げが1,000万円以上
- 健康食品に該当する商品を同時に20点以上出品している
- 家電の同一商品を同時に点以上出品している
上記は、判断基準の一部に過ぎません。たとえ売り上げや出品数が少なくても、案件ごとに判断されるため注意が必要です。
ネットにはメルカリ転売なら古物商許可は必要ないという情報が多い
ネット上で「メルカリ転売は古物商許可が必要ない」と書かれているのをよく見かけますが、これらの情報はすべて誤った答えです。
実際に、コムデギャルソンなどを無許可で転売をしている男性が逮捕された事例があります。
嘘の情報を信じてメルカリ転売をしていると、法律違反になる可能性があります。
メルカリ転売をする上で、古物商許可の有無を判断するのが難しい場合は、警察署に確認しましょう。
古物商許可が不必要なケース
メルカリに販売している人で、古物商許可が不必要なケースは以下の通りです。
- 自分が利用する目的で購入した新品・中古品商品をメルカリで売る
- 小売店から利益目的で買った新品商品をメルカリで売る
- 小売店以外から自分が利用する目的で購入した新品・中古品商品をメルカリで売る
つまり、「自分が使用する目的で購入した商品が不要になったため販売する」のは、古物商許可が不必要です。
たとえば、自分が着用していた服や遊んでいたゲームなどを販売することが当てはまります。
新品商品であっても、サイクルショップなどで購入した商品を販売するときは、古物商許可が必要です。そのため、新品商品を取り扱う際は購入する場所には気を付けましょう。
古物商許可に関してはメルカリの利用規約にも記載されている
メルカリの利用規約に、古物商許可については以下の通り記載されています。
メルカリShopsでは中古品(古物)を販売することができます。ただし、古物を販売する場合は、法令上、古物商許可を取得する必要があります。このような販売事業者の方は、開設審査時に許認可証画像を提出している場合に限り、中古品(古物)を販売することが可能です。ご自身の責任で法規制、各種参考サイト等を確認のうえ、商品の製造・販売をおこなうようお願いいたします。なお、違反を認めた場合には利用制限などの措置をおこなう場合がございますのでご了承ください。
メルカリサポート(古物販売の注意事項)
メルカリで法律に定められた古物に値する商品を販売する際は、古物商許可の提出が必要です。
古物商許可の取得は、他の申請許可と比べて簡単に取得できます。
これから、メルカリで古物を扱う可能性がある人は、古物商許可を取得しているとスムーズにメルカリでの販売ができるでしょう。
メルカリで古物商許可の未取得はなぜバレる?罰則は?
古物商無許可での販売が、バレなければよいと考える人もいるでしょう。
しかし、近年では警察の取締りが厳しくなっており、メルカリも上記で記載したように古物商許可の提出を求めているのです。
また、お客様や同業者からの通報で無許可営業がバレる場合もあります。
決してバレない保証はどこにもありません。
メルカリで古物を扱う際に知っておくべきことは、以下の2つです。
- 古物商許可を取らずに営業するのは法律違反
- 違反した場合の処罰
それでは、それぞれ説明します。
メルカリで古物商許可を取らずに営業するのは法律違反
何度も言っていますが、メルカリを利用している多くの人は、古物書許可が必要ありません。
しかし、メルカリを利用している一部の中には、古物商許可を取得していなと法律違反になる人もいます。
また、無許可営業がバレた場合は古物営業法に反して法律違反です。
無許可営業がバレると、懲役3年以下または100万円以下の罰金になる可能性があります。
無許可営業がバレてから5年間は古物商許可が取得できません。そのため、無許可営業がバレた日から5年間は古物営業ができなくなります。
5年間自分のビジネスができなくなるのは損害が大きくなるため、必ず古物商許可を取得しておきましょう。
すぐに処罰されるわけではなく指導が入ることが多い
無許可がバレると、実際にきつい罰則があると説明しました。
しかし、実際にはいきなり3年以下の懲役や100万円以下の罰金になるのではなく、古物商許可を取得するように指導が入ります。
何度も指導が入っても、改善されない場合はきつい罰則が課せられるため、早期に改善しましょう。
そもそも古物商許可を取得していれば、何も問題ありません。
メルカリで中古品の売買をするなら古物商許可を取得しよう
今回は、メルカリで古物商許可が必要であることを解説しました。
メルカリを利用する一部の人は、古物商許可が必須です。
古物商が必要になるポイントは、以下の2つです。
- 購入した場所
- 利益目的であるか
無許可営業を行なった場合は、懲役3年以下または100万円以下の罰金になる可能性があります。
これからメルカリで古物の販売を考えている人は、この記事を参考にしてメルカリで古物商許可が必要な理由を理解しましょう。