リサイクル業界について徹底解説します!
リサイクル業界とは主に中古品を扱う業界を指しますが、詳しくは知らない方も多いのではないでしょうか。
リサイクル業界は今注目を集めていて、今後さらに市場を拡大すると予想されています。リサイクル業界については、理解を深めておきましょう。
本記事では、リサイクル業界の現状や将来性、成長している要因などについて解説します。業界の売上ランキングも紹介しているので、参考にしてください。
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リサイクル業界の定義やリユースの違いについて解説!
リサイクル業界という言葉はよく使われますが、そもそもの定義を知らない人も多いのではないでしょうか。
リサイクル業界について、下記の視点で解説します。
- リサイクルの定義
- リユースとの違い
リサイクル業界を正しく理解するために、まずは概要を把握しておきましょう。
リサイクルの定義
リサイクル=再生利用です!
リサイクルは直訳すると再生利用で、使い終わったものをもう一度資源に戻して製品を作ることを指します。
リサイクル業界になると、中古品を扱い再利用を促す産業を指すようになります。代表的なのは、衣料品や古本、ゲームソフトなどです。
リユースとの違い
リサイクルとリユースは、厳密には異なります!
リサイクルとよく似た言葉で「リユース」があります。リサイクルは再生利用なのに対し、リユースは再利用です。
これらは、循環型社会を形成するために用いられた3R(リユース・リデュース・リサイクル)の考え方に基づいています。
残るリデュースは発生抑制という意味です。
ただ、リユースとリサイクルは同じように使われることが多く、リサイクル業界はリユース業界と言われることも多いです。
そのため、業界を指すときはリユースもリサイクルも同じ意味ととらえて問題ありません。
リサイクル業界の動向と将来性
リサイクル業界は大きな市場を持っており、動向が注目されています。この章では下記2つの視点から、リサイクル業界について解説します。
- 市場規模と動向
- 将来性(今後)は?
リサイクル業界の動向と将来性を知ることは、リサイクル業界について理解を深めるうえで必須です。必ずチェックしておきましょう。
市場規模と動向
市場規模は大きくなっています!
リサイクル通信の調査を基にすると、2021年のリユース市場規模は2兆6988億円で、前年比11.7%増という結果でした。
新型コロナウイルスの影響がありながらも市場規模を拡大し続け、12年連続で成長しています。
近年はメルカリを代表としたフリマアプリの台頭やECサイトの充実により、市場規模はさらに大きくなってきています。
新型コロナウイルスの影響で市場規模が右肩下がりになる業界が多い中で、市場規模を拡大しているリサイクル業界は魅力的と言えるでしょう。
将来性(今後)は?
将来性はある業界です!
リサイクル通信によると、2025年にはリサイクル業界は3.5兆円ほどの市場規模になると言われています。
これは消費者が中古品を購入・使用することへの抵抗感が薄れてきて、利用する人が増えると予想されているからです。
また、近年はSDGsなど環境への配慮が叫ばれています。
環境配慮への影響もあるためリサイクル業界は今まで以上に注目を集め、さらに大きくなることが予想されます。
リサイクル業界に転職するメリット・デメリット
勢いのあるリサイクル業界に転職を考える人も多いですが、リサイクル業界に転職するのはメリットとデメリットが存在します。
メリット・デメリットを知らずに転職して、思っていたことと違うと後悔してしまいます。リサイクル業界に転職するメリット・デメリットは、把握しておきましょう。
デメリット
デメリットはほぼありません!
リサイクル業界に転職するデメリットは、ほぼないと言えます。そのため、リサイクル業界に興味がある場合は転職することをおすすめします。
あえて言うと、独立してFC加盟した方が儲けやすさで言えば上です。
そのため、最初はどこかの企業に就職しても良いですが、最終的には独立してFC加盟を考えるのがおすすめです。
メリット
メリットはいくつかあります!
リサイクル業界に転職するメリットはいくつか存在し、主なメリットは下記の3つです。
- 今後も安定する
- 中古業界に詳しくなる
- 営業スキルが身につく
リサイクル業界は将来性がある業界のため、今後も安定して身を置ける業界と言えます。また、中古業界に詳しくなり、独立も考えられるようになるでしょう。
リサイクル業界は営業も必要なため、営業スキルも身につきます。
今後リサイクル業界で働くうえで役立つスキルで、万が一他の業界に転職しても営業は役立つスキルです。
リサイクル業界売上ランキングトップ5
リサイクル業界への転職を考える際、今のリサイクル業界の現状を把握することが重要です。そこで、現在のリサイクル業界売上ランキングトップ5を紹介します。
企業 | ゲオホールディングス | ブックオフホールディングス | コメ兵ホールディングス | バリュエンスホールディングス | 甲南チケット |
売上 | 3,347億8,800万円 | 915億3,800万円 | 711億4,800万円 | 633億8,500万円 | 554億4,000万円 |
事業 | リユース・オフプライス・モバイル・メディア | リユース・商品加工・コンサルティング・サイト運営 | ブランド/ファッション・タイヤ/ホイール | 買取・オークション・販売・不動産・アプリ・テクノロジー・スポーツ関連 | 金券売買 |
店舗数 | 1,958店舗 | 801店舗 | 137店舗 | 116店舗 | 27店舗 |
セールスポイント | 圧倒的な知名度/時代に合わせた施策 | 日本最大級のリユースチェーン/本を軸にした商品ラインナップ | 創業70年以上のノウハウ/業界トップクラスのブランド買取実績 | 幅広い事業内容/海外にも広がる買取ルート | 各種金券の売買が可能/創業31年の実績 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
各企業がなぜ成功しているのか、要因を把握しておきましょう。
第1位:ゲオホールディングス
企業 | ゲオホールディングス |
売上 | 3,347億8,800万円 |
事業 | リユース・オフプライス・モバイル・メディア |
店舗数 | 1,958店舗 |
セールスポイント | 圧倒的な知名度/時代に合わせた施策 |
詳細 | 公式HP |
ゲオホールディングスは「GEO」や「2nd STREET」を展開している企業で、リサイクル業界での売り上げは第1位です。
もともとレンタル事業が軸でしたが、時代に合わせてリユース業にシフトチェンジしてきて成果を出しています。
第2位:ブックオフホールディングス
企業 | ブックオフホールディングス |
売上 | 915億3,800万円 |
事業 | リユース・商品加工・コンサルティング・サイト運営 |
店舗数 | 801店舗 |
セールスポイント | 日本最大級のリユースチェーン/本を軸にした商品ラインナップ |
詳細 | 公式HP |
ブックオフホールディングスは「BOOK OFF」などを展開している企業で、リサイクル業界での売り上げは第2位です。
中古本に関しては右に出る者がいない状況で、リサイクル業界の中で地位を確立しています。
第3位:コメ兵ホールディングス
企業 | コメ兵ホールディングス |
売上 | 711億4,800万円 |
事業 | ブランド/ファッション・タイヤ/ホイール |
店舗数 | 137店舗 |
セールスポイント | 創業70年以上のノウハウ/業界トップクラスのブランド買取実績 |
詳細 | 公式HP |
コメ兵ホールディングスは「コメ兵」や「BRAND OFF」などを展開している企業で、リサイクル業界での売り上げは第3位です。
ブランド買取では業界トップクラスの実績を誇っており、今後も伸びていくことが予想されます。
第4位:バリュエンスホールディングス
企業 | バリュエンスホールディングス |
売上 | 633億8,500万円 |
事業 | 買取・オークション・販売・不動産・アプリ・テクノロジー・スポーツ関連 |
店舗数 | 116店舗 |
セールスポイント | 幅広い事業内容/海外にも広がる買取ルート |
詳細 | 公式HP |
バリュエンスホールディングスは「なんぼや」などを展開している企業で、リサイクル業界での売り上げは第4位です。
幅広い事業内容を武器に、リサイクル業界でも存在感を放っています。今後も成長していくことが予想されるため、目が離せません。
第5位:甲南チケット
企業 | 甲南チケット |
売上 | 554億4,000万円 |
事業 | 金券売買 |
店舗数 | 27店舗 |
セールスポイント | 各種金券の売買が可能/創業31年の実績 |
詳細 | 公式HP |
甲南チケットは関西を中心に金券買取事業を展開している企業で、リサイクル業界での売り上げは第5位です。
他では扱っていない金券の買取をしており、独自の顧客を持っています。金券の売買は一定の需要があるため、今後も存続し、成長していくでしょう。
リサイクル業界はなぜ成長しているのか?
リサイクル業界は年々市場規模を伸ばしていますが、なぜこれほどまでに成長しているのでしょうか。
主な要因は、下記の3つが挙げられます。
- フリマアプリの脅威
- 日本には隠れ資産が大量に眠っている
- SDGsへの意識
今後も安心してリサイクル業界に身を置くために、成長の要因は把握しておきましょう。
フリマアプリの脅威
フリマアプリの影響があります!
近年はメルカリやラクマなどのフリマアプリが多く存在し、個人間でのやり取りが活発になってきています。
リサイクル業界を盛り上げてくれているのは事実ですが、既存の店舗型リサイクルショップにとっては、脅威です。
ただ、個人間のやり取りには危険も潜んでいます。
例えば、購入した商品が届かなかったり違う商品が届いたりしたとき、対応はすべて自分で行わなければなりません。
買取店を利用すれば、トラブル時に店舗が責任を持って対応してくれます。
このような危険性を恐れ、買取店を利用する人は多いです。個人間のやり取りに不安がある場合は、買取店を使用するようにしましょう。
日本には隠れ資産が大量に眠っている
隠れ資産の存在があります!
株式会社メルカリによると、日本には推計約43兆7,269億円の隠れ資産が眠っているようです。
国民一人あたりに直すと、平均約34.5万円の隠れ資産を保持していることになります。
隠れ資産とは、1年以上使用していない家庭の不用品をメルカリの平均取引価格で計算したものです。
リサイクル業界は消費者が持っている中古品が商品になるため、この隠れ資産が市場に出回れば、まだまだ市場は拡大することになります。
SDGsへの意識
SDGsへの意識も関係しています!
近年はSDGsをはじめとしたエコへの意識が高まっているため、リサイクル業界はさらに注目を集めている業界です。
リサイクル業界は、仕事がそのままエコや地球環境につながります。今後利用する人が増えることが予想されるため、さらに市場は拡大すると考えられます。
リサイクル業界のまとめ
リサイクル業界は、中古品を扱い再利用を促す産業を指します。リサイクル業界の市場規模は年々拡大しており、今後も伸びていくでしょう。
特に、近年はフリマアプリの普及やSDGsによる環境問題への意識などから、リサイクル業界に注目が集まっています。
将来性もあるため、転職をするなら今からでも遅くありません!
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